セフキノム硫酸塩注射液
構成:
セフキノム硫酸塩……2.5g
賦形剤 適量…………100ml
薬理作用
セフキノムは、抗菌活性を有する半合成の広域スペクトル第四世代アミノチアゾリルセファロスポリンです。セフキノムは、細菌細胞壁の内膜に存在するペニシリン結合タンパク質(PBP)に結合し、不活性化します。PBPは、細菌細胞壁の組み立ての最終段階、および増殖・分裂中の細胞壁の再形成に関与する酵素です。PBPの不活性化は、細菌細胞壁の強度と剛性に必要なペプチドグリカン鎖の架橋を阻害します。その結果、細菌細胞壁が脆弱化し、細胞溶解を引き起こします。
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本剤は、ウイルス性疾患に罹患した牛における呼吸器感染症(特にペニシリン耐性菌によるもの)、セフキノム感受性菌による蹄葉感染症(蹄腐れ、足底皮膚炎)の治療に用いられます。
また、豚の肺や呼吸器系に発生する細菌感染症の治療にも使用されます。これは主に、マンヘイミア溶血菌、ヘモフィルス・パラスイス、アクチノバチルス・プルロニューモニエ、ストレプトコッカス・スイスおよび他のセフキノム感受性微生物の治療にも使用され、さらに乳腺炎・子宮炎・無乳症症候群(MMA)の治療にも使用されます。大腸菌、ブドウ球菌属、
用法・用量:
豚:体重25kgあたり2ml。1日1回、3日間連続投与(IM)
子豚:体重25kgあたり2ml。1日1回、3~5日間連続投与(IM)
子牛、仔馬:体重25kgあたり2ml。1日1回、3~5日間連続投与(筋肉内投与)
牛、馬:体重25kgあたり1ml。1日1回、3~5日間連続投与(IM)。
引き出し期間:
牛: 5日間; 豚: 3日間。
牛乳:1日分
ストレージ:密封した状態で室温で保管してください。
パッケージ:50ml、100mlバイアル。
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